ナントカと蛙は井戸の中

ライター・マチコマキのお仕事と考えたことなど。

#鎌倉に住みたい宣言 は誰が住むのか

無印良品には、無印良品の家という住宅ブランドがあります。
2年間無料で「無印良品の家に住む」というモニター企画があり、第1回目は2012年。三鷹の家の大使として、あみぃさん夫婦が住まいモニターに選ばれました。

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続いて、第2回目として選ばれた場所は鎌倉・由比ガ浜!応募総数は12,562組と三鷹の倍(応募は終了しています)。現在、住まいモニターを選考中〜ウチは第一次選考で落ちました。

近々発表となりますが、どんな人が選ばれるのか考えてみます。

 

子供推しは弱い?住職接近ではなく、住職いっしょをテーマに応募

応募にあたり、どんな家に住みたいか、どんな暮らしをしたいのかをまとめたプレゼンシートを提出します。
そこで、仮説を立ててみました。三鷹の住まいモニターで、ファミリーで住むというストーリーは描けています(モニターの途中で、大使家にお子さんが生まれた)。私がマーケターだったら、違うストーリーが欲しくなる。つまり、子供がいる家族は、今回のモニター優先度が低いのではなかろうか?

夫も私もリモートワークが多いため、仕事と住まいが一緒をテーマにしてプレゼンシートを制作し応募。この仮説はどうだろうか?

間取り図から見えた、セカンドライフを楽しむ夫婦像

鎌倉の家・間取り図。

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車は置けるし、ウッドデッキもある。土地に対して、おうちは小さい。庭に囲まれている。土地を贅沢に活用しているなあという印象です。洗面室とインナーバルコニーが繋がってるのがいいよね。(間取りだけみると、やはり今回ファミリー層はターゲットではないのかなー)

応募に際し、家族構成や年収、現在の住まいは賃貸かどうか?など、たくさんの質問がに答えます。三鷹の家は、モニター2年を経て購入を決意されました。購入は必須ではありませんが、ストーリーとしておさまりがいい。となると、買うか買わないかの判断ができる経済的なベースが必要(ざっと調べたところ、由比ガ浜の戸建て5,000万〜)。となると、ある程度所得が高くゆとりのある生活が営める夫婦が理想的。かつ、ホームパーティを開いたりガーデニングが趣味だったりとアクティブな性格を持つ。子供はいないか、子供の独立をきっかけに夫婦に手頃な間取りの家を希望している。こんな感じでしょうか。50代のオシャレだけどシンプルな夫婦に3000点!

こんな家に住みたいと考えた

家について真剣に考えるというアクションができているので、プロモーションとしてめっちゃ成功してると思います。たとえモニターになれなくても、実際に家を建てようと検討するとき、無印の家は無意識の中に候補として浮かんでくるのではないかと。おうちメーカーとしてはまだまだ新しいので、無印のブランドが好き・家に興味がある/興味を持たせるという潜在顧客の掘り起こしにスマートに繋がってるなぁ〜と感じました。

ウチは賃貸。子供が高校生ぐらいになり自分で自由に移動ができる頃になったら、夫婦で住める戸建てが欲しいなーと考えてます。